The Concise Oxford Dictionary

英語学習日記をこのブログで始めようと思ってから、ちっとも英語を勉強する余裕がない。しかし、昨日 뿌리서점 で“The Concise Oxford Dictionary”(略して COD)の第8版(1990年刊)を買ったのは、英語学習の一場面と言えるかもしれない。この辞書は、数日前 뿌리서점 に置かれているのを見た。最初は買う気がなかったのだけれど、思うところがあって、職場からの帰りに立ち寄って買った。8千ウォンだった。

べつに辞書のコレクションをしているわけではないのだけれど、実は同じ 뿌리서점 でちょうど1ヶ月前にも COD の第4版(1951年刊)を買った。これは5千ウォンだった。第4版と8版のあまりの変貌振りにただ驚くばかりだ。

で、なぜそれを買う気になったのかといえば、最新の COD ではよほど読みが特殊な単語でないと発音記号を表示しなくなったので、英語学習者に対して不親切になったと感じていたのだが、第8版では丁寧に全ての見出し語に表示されていたので、そこに親しみを感じたのだ。

最新の COD については知らないけれど、4版と8版を比べてみると、まるで別の辞書のように違う。まず、4版では発音表記を綴り字の上に記号で表わしているのに対し、8版では普通の辞書と同じく発音記号を別途に表示している。これは両者の印象を刷新してしまった。また、4版では“現代語”の“現代的”用法に限っていると断りを入れている。しかし、8版ではそういう断りはなく、語釈を見ると、古典的用法には“arch”と表示してある。また、4版は連語的な用例が多く、その用例には意味の説明がついている。しかし、8版にはそれらの用例がない。用例とその説明は、4版の優れた点だと思うけれど、なぜ用例の提示をやめてしまったのだろうか。

また、語釈も8版では高尚な語彙の使用を控えているので、意味がさっぱり分からないということが格段に減った。4版には奇妙な説明の仕方をした語釈もある。“novel”という単語を見たら、1番目の意味に“One of the tales in such a collection as Boccaccio's Decameron.”というのがあった。「デカメロン」は世界史を勉強したとき書名だけは習ったけれど、読んだことがないので、どんな形式の物語なのか分からない。イギリスの読者には自明のことなのだろう。8版ではこの意味が消えて、2番目の説明が1番になり、手短に“a fictious prose story of book length.”と書かれている。これは4版では“Fictious prose narrative of sufficient length to fill one or more volumes portraying characters & actions representative of real life in continuous plot.”と長い。はっきりいって、デカメロンをこの2番目の意味から分離する理由もよく分からない(汗)。

一人で勉強することがほとんどなので、辞書は大切な道具だ。むしろ、時に先生であり、時に友であるといった方がいいかもしれない。またたまに、悪友であることもある。

一つの辞書を手垢が付いてボロボロになるまで使いまくる必要はないと思う。何冊か持っていて、場合に合わせて便利なものを使った方が便利だ。しかし、いちおう次の辞書を中心に使おうと思っている。

1.“The Concise Oxford Dictionary”、8版、1990年。
2.“The Pocket Oxford Dictionary of Current English”、8版の改訂版、1996年。
3.“Collins COBUILD Learner's Dictionary, Concise Edition”、1996年。
4.“Merriam Webster's Pocket Dictionary”、1995年。
5.“ラーナーズ・ブログレッシブ和英辞典”小学館、1997年。
6.“Longman Pronunciation Dictionary”、1990年。

1がいちばん手ごろで、たいていはこれを使っている。2は、それに載っていない単語を引くとき使おうと思う。3は、1と2の説明が難しかったり、明快な理解が得られないときに使う。4は携帯用。4だけアメリカの辞書だけれど、掌サイズに4万語が収録されていて、実際使ってみると、大抵の語は載っている。発音表記も全見出し語に付いている。語釈も難しくない。こういう優れた英英辞典は、ソウル市内の書店で見る限り、他にない。5は和英辞典。6は発音辞典。固有名詞は発音だけ分かれば用が足りることがほとんどだし、意味があまりはっきりしない語も、発音が分かると意味まで分かるときもある。また、辞書によって発音に違いがあったり、アメリカ英語と発音が著しく違っていたりするとき、それらの発音の使用状況を知ることができるので便利だ。

ちなみに、オックスフォードの辞書といえども恐れることなかれ。外国人向けに編纂されたホーンビーの英英辞典よりも、現在出ているオックスフォードの英英辞典の方が、語釈の英文がやさしいのだ。大体、最近出ている英英辞典は、どれも語釈が平易に書かれている。私のように英文が大して読めない人間でも英英辞典は使いこなしているのだから、英文を読んで仕事している人で英英辞典に苦手意識を持っているとしたら、それは問題だ。

上のリストに英和辞典がないけれども、“英和辞典”とか“韓日辞典”といった対訳辞典はなるべく使わない主義なのだ。まあ、初歩の段階で英英辞典というのは無茶な話だけれども、ある程度テキストが読んで理解できるようになったら、積極的にその言語のいわば“国語辞典”を使って、母語の桎梏から自由になるべきだと考えている。対訳辞典は単語ごとに日本語の影響を受け、その概念把握が正確にできるようになりにくい。また、語彙と語彙との関係もほとんど分かるようにならない。それに、説明の仕方にもよるだろうけれど、訳語がズラリと並んでいて、意味の明快な理解が得られないことが多い。そういう対訳辞典をもっぱら使っていて、なおかつ英英辞典に苦手意識を持ちながら、英語の意味が分かっているなんていうのは、ちょっと信用できない。

ところで、イギリス英語の教材ばかりを使って学習しているのは、イギリスが好きだからというわけではない。もともとイギリスにこれといった関心はないのだ。しかし、英語をやり直すとき、イギリス英語が日本語に似ているという言葉に載せられてイギリス英語(特にRP)で学習することに決めたため、私の英語学習はイギリス臭くなってしまった。まあ、こうやって大なり小なりイギリスに触れ始めてみると、イギリスに対する漠然とした興味は感じるようになってくる。ちなみに、イギリス英語の発音が日本語に近いというのはとんでもない話で、イギリス英語の発音は間違いなくアメリカ英語に近い!
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by ijustat | 2005-06-22 22:59 | English


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